2022 AUTUMN / WINTER 03
きもの
25-16-100025-011
278,300円(税込)
結城紬とは、茨城県・栃木県を主な生産の場とする絹織物です。
軽くて柔らかいと形容されることが多く、真綿と言われる撚りをかけていない糸と生糸を織り交ぜることで、空気を含みやすく保温性が非常に高い着物です。また絹のきらびやかさを抑えた、渋みのある味わいと、嵩高な生地のぬくもりが特徴です。
柄には源氏香を飛び柄で使用しています。「源氏香」の図は縦5本の線を基本として構成されます。各線の示す香りは、右から第1香、第2香、…、第5香の順と決まっています。源氏香において、5つの香りを聞いた後、同香だと思ったものの頭を横線でつなぐことで源氏香の図が表現されます。全部で52通りのつなぎ方があり、源氏物語全54帖のうち、最初の「桐壺」と最後の「夢の浮橋」の2帖を除く52帖の巻名が一つ一つの図に附されています。「源氏香」に想いを馳せながら着ていただくことで、その背景も愉しんでいただけます。
帯
25-31-100017-011
64,900円(税込)
伊勢型の染めを施した名古屋帯です。
三重県鈴鹿市白子にある型紙の老舗「オコシ型紙商店」の何百枚のものの中からセレクトした型を使用しています。紬らしい節のある柔らかい生地を使用し、細かい幾何学調の柄は一見遠めから見ると無地に見え、近くで見ると柄が分かるようになっています。品がありながら、素朴さも感じられる帯です